昨今北朝鮮のICBMによる危機が日本中で話題になっています。
思いつくことをそのまま書いてみようと思いますが、
・なぜ日本全体を射程に収めるノドンがそれほど話題になっていないのか?
・ICBMはロシア中国なども保有しているのに話題にならないのか?
等々疑問に思えば色々と出てきそうです。
今回この記事を書くきっかけ
タイトルが『技術は戦略をくつがえす』 とあり、技術戦略を提案することをメインとしている戦略コンサルタントとしては読まずにいらませんでした。
中身としては、第2次世界大戦の頃までの軍事的な技術と戦略について分かりやすくまとめられています。
この本で改めて感じましたが、『戦略』『戦術』は軍事用語なのだと。
今となってはビジネス上で普通に使われている言葉ですが、競合に勝つためということで『戦略』という言葉はWebページのIRや有価証券報告書には普通に書かれています。
今回はネットで得られる情報を基に北朝鮮のICBMの内容でこの本を参考に整理してみたいと思います。
今回の北朝鮮問題に関する考察
「射程」と「高度」に絞って考えます。
※他の要素が複雑すぎて、全然まとまりませんでした。
まず射程についてですが、これはいろんなメディアで報じらているので、見たことがあると思います。下記はBCCの記事から参照。
ただ、高度については、あまり情報がありませんでした。
防衛省が出している情報もこんな感じ。
第2次世界大戦時には、B29による空爆が日本を壊滅的に攻撃したことは日本人であれば誰もが知っていることだと思いますが、主な原因として、
1.大量なB29が日本本土に飛来していた
2.防衛に必要なレーダー装置がなかった
3.飛来したB29を攻撃する手立てがなかった
ということに起因しているようです。
今回の北朝鮮のICBMへの防衛に関しては3がものすごく重要で、反撃できる高度が日本にとって非常に重要になってるのではないかと感じてしまいます。
時々自衛隊の艦船見学のイベントが行われたりしますが、そのときはレーダーの性能にかかる部分や潜水艦でいうと潜行可能深度に関してはわからないようにマスクをしてることが多くあるので、ここがものすごく重要なポイントであることは間違いないようです。
ビジネスにおける『技術』と『戦略』について
あくまでも自分が「人工知能」に興味があるということを前提とした内容になります。
ビジネスの基本は「資源偏在性」によるものであることは感覚的にみなさん分かっていることだと思います。
具体的には、
・相手よりも圧倒的に情報を持っているからできるコンサルティング
・他の数倍〜数十倍以上のスピードでモノを作ることができる
・他には作れない一点ものを作ることができる
などの『他とくらべて』優れているものを持っているためにビジネスができるだと思います。もちろん値段のラインナップとかもあり、圧倒的に優れていなくても相応のスキルがあれば問題ないと思います。
最近話題となっている『人工知能』は、
・大量のデータから人間が気づけない関係性を導き出せる
・人間と違い、疲労せずに同じことを延々と実行することができる
などの利点があり、これまでのビジネスと違う次元のスピードと正確性が実現できるから注目されているのだと思います。
でも、面白いのは『人工知能』が必ずしも万能ではなく、
・人工知能には分からない『アート』が今後注目される
・今の計算速度とは異次元のレベルとなる『量子コンピュータ』が出現する
などと言われており、純粋に『人工知能』を極めることだけが今後の「勝ちパターン」になるわけではないようです。
ここに『人工知能』における、ICBMとその防衛の「射程」と「高度」の関係があるように思います。
まとめ
自分もコンサルタントとして働いていますが、まだ全然突き抜けてないので、スタッフレベルです。。
しっかり『戦略』を立てるか、『技術』を伸ばすことで、突き抜けたいと思います笑
ではでは。